着付けは何歳からでも覚えられる?50代・60代の生徒さんからよく聞かれる質問

「もう50代だから、新しいことを覚えられるか心配」
「60代から着付けを習うのは遅いでしょうか?」
「若い頃と違って、物覚えが悪くなった気がする」
「不器用なので、ちゃんと着られるようになるか不安」

生徒さんから、こんなご質問をいただくことがよくあります。

着物には興味があるけれど、年齢を理由に一歩踏み出せない。
そんな方は、きっと少なくありません。

でも、着付けを始めるのに、遅すぎるということはありません。
大切なのは年齢よりも、自分のペースで繰り返し練習することです。

50代・60代からでも着付けは覚えられる?

着付けは、手順を覚え、実際に体を動かしながら身につけていく技術です。最初は、

  • 「次は何をするんだっけ?」
  • 「腰紐はどこで結ぶの?」
  • 「帯の手順が覚えられない」

となることもあります。でも、それは年齢に限ったことではありません。

一度で覚えようとする必要はありません。
何度も繰り返すことで、少しずつ身についていきます。

なかなか覚えられない生徒さんもいらっしゃいますが、ご自宅での練習のやり方を
お伝えしています。
今日は帯だけ、今日は紐だけ、というように分割して覚えることで
からだで覚えることができます。
リボン結びが上手じゃなかった生徒さんができるようになっていますよ。

50代・60代から着付けを習う3つのメリット

年齢は弱みではなく、楽しみに変えられます。

メリット1|これから長く楽しめる趣味になる

子育てや仕事が少し落ち着いて、自分の時間を楽しみたいと思う年代。
着付けを覚えると、着物でランチや美術館、歌舞伎、季節のお出かけなど、新しい楽しみが増えます。

着付けは、習って終わりではなく、その後も長く楽しめる趣味です。

メリット2|母や祖母から譲られた着物を楽しめる

  • 「母が残してくれた着物がある」
  • 「若い頃に作った着物が、タンスに眠っている」

そんな方も多いのではないでしょうか。
自分で着られるようになれば、大切な着物をもう一度楽しむきっかけになります。

(関連記事:母や祖母から譲られた着物、私にも着られる?)

メリット3|新しいことができる喜びを感じられる

最初はできなかったことが、少しずつできるようになる。

  • 「今日は一人で衿が合わせられた」
  • 「お太鼓結びができた」
  • 「初めて最後まで着られた」

そんな小さな達成感が、自信につながっていきます。

「覚えられない」「忘れてしまう」ときはどうすればいい?

着付けを習い始めた頃は、手順が多く感じるものです。そんなときは、

  • 一度に全部覚えようとしない
  • 苦手なところだけ繰り返し練習する
  • レッスン後、忘れないうちに復習する
  • わからないところを先生に質問する

といった方法がおすすめです。

「忘れてしまったら、また教えてもらえばいい」

そんな気持ちで取り組めると、着付けはもっと楽しくなります。

体が硬くても着付けはできる?

年齢だけでなく、体の動きに不安がある方もいらっしゃいます。

  • 「後ろに手が回らない」
  • 「帯を結ぶときに腕が疲れる」
  • 「長時間立っているのがつらい」

着付けには、腕を後ろに回したり、帯を持ち上げたりする動作があります。
ただ、着付けの方法や小物を工夫することで、負担を減らせる場合もあります。

無理をせず、自分の体に合った方法で習うことが大切です。

お太鼓を作るときに後ろに腕が回らない、上がらないという方も多いですが
何度も練習すると上がるようになります。柔軟体操だと思ってやってみるとよいです
ただ、40肩など痛みがある場合は無理をしないでください。
低い位置でもお太鼓は作れますのでご安心ください。

50代・60代の初心者さんにマンツーマンがおすすめな理由

  • 「ほかの人より覚えるのが遅かったらどうしよう」
  • 「同じことを何度も聞くのは恥ずかしい」
  • 「グループレッスンについていけるか不安」

そんな方にとって、自分のペースで習える環境は大切です。マンツーマンなら、

  • わからないところを何度でも質問できる
  • 苦手なところを繰り返し練習できる
  • ほかの人の進み具合を気にしなくていい

というメリットがあります。

自分のせいで待たせてしまうという引け目を感じてしまう
細かいところがわからないという方は絶対にマンツーマンが良いです。

その方の体型に合わせて着方が調整できます。

私が着付けを教えていて嬉しい瞬間

着付けを教えていて、何より嬉しい瞬間があります。

最初は「私には無理かもしれません」とおっしゃっていた生徒さんが、
何度か練習するうちに、一人で着られるようになる。

そして、

「先生、着物を着て出かけてきました!」

と報告してくださる。

そんな瞬間が、この仕事をしていて一番嬉しいときです。

海外でオペラを見に行くときに着物で行けたのでとても嬉しかったと
ご報告を受けました。海外では着物が人気ですものね。

50代・60代だからこそ、これから着物を楽しんでほしい

  • 「いつか時間ができたら」
  • 「もう少し落ち着いたら」
  • 「いつか着物を着られるようになりたい」

そう思っているうちに、何年も過ぎてしまうことがあります。

でも、これからの人生で一番若いのは、今日の自分です。
着物を着て行きたい場所があるなら、今から始めてみませんか?

まとめ|着付けを始めるのに遅すぎることはありません

着付けを覚えるのに、年齢を理由に諦める必要はありません。

最初は難しく感じるかもしれませんが、
一つずつ練習していけば、できることが増えていきます。

「着物を着てみたい」

その気持ちを、どうか大切にしてください。


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